30 Nov '11, 12am

ポータブルがん検出器に見る回路設計の指針

ポータブルがん検出器に見る回路設計の指針

図1 スピンエコー法によるT2 の求め方 上側のグラフが測定対象に印加するRF信号の波形。下側のグラフでは、印加されたRF信号によって励起した1 H-NMRのスピンエコー信号が、プロトンの周囲の磁気環境により短時間で減衰している。このスピンエコー信号のピークの減衰率から正確なT2 の値が得られる。  次に、最初のパルスの2倍の波長を持つRFパルスを印加する。最初のパルスによって核磁気モーメントは90度回転するので、2回目のRFパルスではさらに180度回転することになる。さて、次に何が起きるだろうか。最初のRFパルスで位相がずれる過程を理解するために、顔の前で閉じた扇をゆっくりと開くところを想像してほしい。このとき、扇の右手側は速い核磁気モーメントを示し、左手側は遅い核磁気モーメントを示す。2回目のRFパルスを印加すると扇はひっくり返る。つまり、速いモーメントは左手側になり、遅いモーメントを追いかけ始める。最終的には扇は閉じられる。  この手順を、歳差運動が完全に減衰するまで繰り返すことにより、スピンエコー信号のピークの減衰率から正確なT2 の値が得られる(図1 )。  マサチューセッツ総合病院のLee氏とIssadore氏は、NMR分光分析装置を持ち運びできるようにするためにMRS(Magnetic Relaxation Switch:磁気緩和スイッチ)という分析手法を採用した。MRSでは、磁気を帯びたナノ粒子を結合させた抗体(がんと関連するタンパク質と結合する性質を持つ)を用いる。これらの抗体は対象となるタンパク質を見つけると凝集するので、抗体と結合したナノ粒子の磁気によってタンパク質を構成する原子のスピン緩和時間T2 が大幅に短縮する。このT2 の変化を分析することによってがんの発生を診断できるようになるのだ。

Full article: http://ednjapan.cancom-j.com/issue/2011/11/93/8646

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@himekami_jp こういった話もあるようですので、「デジタルだから」と有り難がることは...

ednjapan.cancom-j.com 26 Nov '11, 7am

 上述したジッターの問題が顕在化してきた要因の1つに、いわゆるデジタルオーディオインターフェース(以下、デジタルオーディオI/F)が登場したことがある。  民生分野におけるデジタルオーディオ機器の本格的な普及は、CDによってもたらされた。初期の...