30 Jun '12, 3am

使いにくいメモリがなぜ生き残ったか - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

 1カ月ほど前の話になりますが,弊誌主催のセミナーでSSD(solid state drive)の基礎と応用に関し,東京大学 大学院 工学系研究科 電気系工学専攻,工学部 電気電子工学科 准教授の竹内健氏に御講演いただく機会がありました。同セミナーには多くの方々にご参加いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。  竹内氏は以前,東芝でNANDフラッシュ・メモリの回路設計をされていた御経験があり,現在は東京大学でNANDフラッシュ・メモリやSSD関連のさまざまな研究に取り組んでおられます(関連記事1 ,同2 )。セミナーでは6時間にも渡り,NANDフラッシュ・メモリの基礎からSSDの将来技術まで語っていただきました。あまりの長さに,マイクの電池が途中で切れてしまうというアクシデントもありましたが,参加者の方々は皆さん真剣そのもので聴講されていました。  私も講演を聞かせていただきましたが,特に印象に残ったのが,「NANDフラッシュ・メモリは使いにくいメモリである」というところでした。ご存知の方も多いと思いますが,NANDフラッシュ・メモリは「ページ」と呼ぶ4K〜8Kバイトの単位でデータの書き込みを行っており,一度書いた部分には追加で書き込むことができません。ページよりも大きな512K〜2Mバイトの「ブロック」と呼ぶ単位でデータを消去してから,再び書き込むことになります。  使いにくいメモリであるにもかかわらず,なぜこれほどまでに普及しているのか。その理由は回路レイアウトにありました。NANDフラッシュ・メモリの回路レイアウトを見ると,配線が縦方向と横方向に規則的に並んでおり,論理LSIのようなランダムな配線パターンがほとんど含まれていません。このような回路は,露光装置で解像しやすく,微細化に向きます。すなわち,低コスト化ができるというわけです。実際,これまで書き込みや消去の単位を小さくするためのさまざまなメモリ方式が開発されてきましたが,結果的に生き残ったのはNANDフラッシュ・メモリでした。やはり,半導体の王道は低コスト化なのだとあら...

Full article: http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090826/1745...

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Now Browsing: 職人と技術者はいつ分化したのか――「リベラルアーツ」とUGD - ...

techon.nikkeibp.co.jp 30 Jun '12, 3am

日経エレクトロニクス雑誌ブログ 職人と技術者はいつ分化したのか――「リベラルアーツ」とUGD 2009/04/06 10:30 進藤 智則=日経エレクトロニクス  おかげさまで日経エレクトロニクスはこの度,1971年の創刊以来,通算1000号を...

原発と太陽光発電,実は似たもの同士

techon.nikkeibp.co.jp 01 Jul '12, 2am

日経エレクトロニクス雑誌ブログ 原発と太陽光発電,実は似たもの同士 2009/11/26 10:32 野澤 哲生=日経エレクトロニクス 加工技術の選択でライバルに差をつける  最近,電力会社の広告記事に,「原子力発電と太陽光発電の比較」を見るこ...

「台湾Inventec社,Arima社,Quanta Computer社,Compal Ele...

techon.nikkeibp.co.jp 30 Jun '12, 2am

 先週,シャープ元副社長の佐々木正さんにお目にかかりました。1960年代後半から70年代の「電卓戦争」において,シャープの電卓開発を先導して小型化や液晶技術導入を推し進めた,あの佐々木氏です。ソフトバンクの孫正義氏の恩人としても知られています。...